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卒婚と契約 -卒婚とは契約なのか-

卒婚とは、契約なのでしょうか?

この点、契約と評価できる卒婚もあれば、契約とは評価できない卒婚もある、というのが答えとなります。ご夫婦の実情に応じて判断が分かれます

契約とは、一定の法的効果を発生させる目的で、複数の当事者間の合意によって成立する法律行為のことです。明確に書面を取り交わす場合もありますが、「スーパーやコンビニで商品を買う」などの口約束あるいは無言の態度により契約が成立する場合もあります。ポイントは、契約の両当事者が、一定の法律効果の発生に向けた合意をしているか(何らかの法的拘束力が生じているか)どうかです。

①夫婦で卒婚することを協議し,書面化した場合

通常それは「卒婚契約」と評価できるでしょう。

②夫婦で卒婚することを協議したが,書面化しなかった場合

書面化しなかったとしても、夫婦で話し合い、口頭で卒婚後の生活に関するルールを取決めした場合、その約束自体は卒婚契約と評価されることが多いでしょう。

③夫婦で卒婚することを協議していないが,結果的に卒婚状態だった場合

具体的な話し合いを行った訳でもないのに、たまたま夫婦の生活実態が「卒婚契約」している夫婦と同じ場合もあるでしょう。これは、事実上の「卒婚」状態ではありますが、互いに卒婚状態について法的に拘束し合っている訳ではないので、「卒婚契約」をしている訳ではありません。

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